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比較的温暖な気候の富山県ですが、降水量の多い地域でもあります。そんな富山県でルーフバルコニー付きの注文住宅を建てる時の、メリットやデメリットなどをご紹介しています。
別名ルーフテラスとも呼ばれているルーフバルコニーは、下の階の屋根を室外のスペースとして使っているもののことを言います。通常のバルコニー(マンションなどの2階以上の高さの共用住宅に多い、屋根のない室外スペースのこと)よりも面積が広く、日当たりもいいスペースです。
ルーフバルコニーは上に遮るものがありませんので、その日当たりのよさが魅力的。ルーフバルコニーの大きさにもよりますが、毎日の洗濯物を広々と干すことができるのも嬉しいですね。
マンションの室内からはなかなか空が見えませんが、ルーフバルコニーなら真上に空が見えますので、その開放感は抜群です。ちょっとした体操をしたり、日曜大工をしたり、プランターなどでガーデニングを楽しんだりもできますので、巣ごもり需要が高まる昨今では、重宝するスペースと言えるでしょう。
部屋の延長線上にルーフバルコニーが付いている間取りの場合、そのフロアが外まで続いているように見えるので、部屋が広く感じられます。また、部屋の外に数メートルのスペースができるたことで、外から部屋の中を覗かれにくいというメリットもあります。開放感と安心感の両方を得られるでしょう。
気候や天気がいい時には、ルーフバルコニーでバーベキューなどを楽しむことができますし、椅子を置いて優雅にランチやティータイムを楽しむといったことも気軽にできます。また、夏場はルーフバルコニーから花火を楽しむこともでき、家族や仲間同士の交流の場がより広がりますね。
ルーフバルコニーでは雨漏り被害が多く、これが最大のデメリットです。普通のバルコニーでも雨漏りすることはよくありますが、面積が広ければ広いほど雨漏りのリスクは高まります。ルーフバルコニーは、下の階の屋根を室外のスペースとして使っているもののことですので、下の階の天井や壁から水染みが出てくることで雨漏りに気づくことが多いです。
日当たりがいいことはメリットの一つなのですが、屋根がないルーフバルコニーでは、洗濯物が雨で濡れてしまいます。また、ごみやホコリ、水などが溜まらないようにこまめに掃除する必要がありますし、屋根と同じで紫外線や雨風などにさらされるため、劣化しやすいです。放置しすぎると大きなトラブルになってしまいますので、注意が必要です。
雪の多い富山県では、雪の重さに耐えられる強度と構造のルーフバルコニーにしなければいけません。数ヶ月もの間、ルーフバルコニーに雪が積もったままになってしまうかもしれませんので、積雪に耐えられる強度が必要です。
ルーフバルコニーからの落下事故のことも考えなければいけません。手すりの高さや幅だけでなく、子供が誤って物を落としてしまうなどのリスクについてもしっかりと考えておきましょう。
ルーフバルコニーを設置する際には、具体的なイメージをしておきましょう。たとえば騒ぎすぎて苦情が来た場合、そのまま使わなくなってしまうことも考えられますし、騒音だけでなく、臭いについてのクレームも多いので、注意が必要です。
また、距離があると部屋の中が見えにくいというメリットをご説明しましたが、ルーフバルコニーにいるということは、近隣の家の近くにいることになりますので、逆にこちらが他の住宅の中を覗いたりしないようにも注意しなければいけません。そしてその点に気を付けるあまり、柵などの目隠しなどを設置しすぎてルーフバルコニーの良さがなくなってしまうようだと意味がないと思いますので、ルーフバルコニーの設置を検討している方は、事前にきちんと注意点を確認し、しっかりと下調べをしてから設置するようにしましょう。
ルーフバルコニーのメリットやデメリットをご説明しましたが、こまめな掃除やメンテナンスも必要なため、積雪が多い富山県ではあまりおすすめできない場合があります。しかし、日当たりがいい、空がすぐ真上に見える、などのメリットも多いので、どうしてもルーフバルコニーを設置したい場合は、富山県で実績のある注文住宅会社に依頼し、メンテナンスの時期や費用などを含めた資金計画を立てるなどの準備と対策をしておきましょう。
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坪単価は、目安としてSUUMOを引用しております。 掲載されている本体価格帯・本体価格・坪単価など情報の内容を保証するものではありませんので、契約・購入前には、十分な確認をしていただくよう、お願い致します。表示価格に含まれる費用は、別途かかる工事費用(外構工事・地盤工事・杭工事・屋外給排水工事・ガス工事などの費用)および照明器具・カーテンなどの費用を含まない一般的な表記方針に準拠しています。
なお目安として、別途工事費用、および諸費用(登記費用、借入諸費用)は、500~600万円となります(本サイト調べ)。
*建築基準法などで、火災が鎮火するまでの間、火災による建築物の倒壊・延焼を防止するために求めている性能のこと。
所定の条件を満たしている場合に火災保険料が安くなることがあります。